麻豆网

マルエイ运输株式会社

安全を最优先としながらチャレンジングな输送公司へ

エネルギー輸送のエキスパート企業として、石油やLPガス?都市ガスの輸配送業務を半世紀以上にわたり担ってきたマルエイ运输株式会社。近年は、天然水の輸配送や「アドブルー」の製造?販売事業にも進出。また、澤田社長は、安全への取り組みを再優先としながら、時代の変化に対応できるチャレンジングな企業をめざしている。
※掲载内容は2023年2月1日取材时点のものとなります

时代の変化に対して柔软に対応できる组织へ

東海3県を中心に、主に石油やLPガス?都市ガスの販売事業を展開してきたマルエイグループ。その輸配送業務を半世紀以上にわたり担ってきたマルエイ运输株式会社は、言わばエネルギー輸送のエキスパート企業である。現在、同社は、岐阜県、愛知県、三重県、神奈川県に営業所を9拠点(本社営業所含む)開設。愛知県、三重県のプラントから石油製品やLPガスを集荷し、各給油所へ輸送。あるいは充填所(貯槽タンク)を経由して、シリンダー(ガスボンベ)輸送を行っている。徹底した安全管理と、長年培ってきた輸送システムを駆使し、地域社会のライフラインを支え続けてきた。

また2006年からは、株式会社マルエイ(亲会社)が贩売事业を手がける天然水「カリメラの水」「リディア?ウォーター」の集荷(取水工场)及び配送(个人?公司等)业务を引き受けてきたそうだ。月7~8,000本を配送するという本社敷地内には、一时保管仓库と共に、ウォーターサーバーの定期クリーニングやメンテナンスサービス(部品交换作业等)を提供するメンテナンスセンターが设けられている。

アクア事业部メンテナンスセンター

さらに2012年には、尿素厂颁搁システム専用の尿素水「アドブルー」の製造?贩売を开始。同社は「アドブルー」に含まれるトリウレット(不纯物)を除去する製法を确立しており、特许を取得。2022年には、アドブルー製造?贩売のワールドライセンスをドイツ自动车工业会から取得している。同社の高品质な「アドブルー」は、岐阜県をはじめ、爱知県、福井県、滋贺県などの顾客(约350社)に配送されているという。

アドブルー(尿素水)製造プラント

実は、10年ほど前に本誌に登场いただいたことがある同社。当时、専务として取材に応じてくださった泽田正二氏は、これらの新规事业を轨道に乗せるため、积极的に取り组まれてきたそうだ。2021年には社长に就任され「颁贬础狈颁贰&颁贬础狈骋贰&颁贬础尝尝贰狈骋贰(好机を逃がさず、変化を恐れず、挑戦し続ける)」をスローガンとして掲げ、次世代に向けた组织づくりを进めている。

「カーボンニュートラルやデジタルトランスフォーメーションの进展、労働人口の减少など、公司を取り巻く事业环境が大きく変わろうとしています。创业以来、当社は顺调に业绩を伸ばしてきましたが、これからは时代の変化に、しなやかに対応できる组织でなければ、先细りは免れないでしょう。この时代の変化を好机として捉え、いろいろな可能性にチャレンジする中で、当社の経営理念である“物流事业を通じて永続的?発展的な幸せ社会の创造”を実现していきたいと考えています」

と语られた泽田社长は、物流という枠にとらわれず、柔软な発想で新しいビジネスの种を见つけ出そうとしている。

会社概要
代表取締役社長 澤田 正二 氏
会社名
マルエイ运输株式会社
所在地
岐阜市东中岛1丁目12-10
设立年月日
1965年12月17日
代表者
代表取締役社長 澤田 正二
従业员数
140名
保有车両台数
143台

オフシャルソングに込められた安全への想い

変化に强く、そしてイノベーションが起きる组织づくりに突き进む泽田社长だが、公司のトップに立ち、あらためて决意したことがあるそうだ。それは、安全管理体制のさらなる强化である。以前に同社では重大事故が発生。以来、泽田社长は、必ず命日に遗族のもとを访れ、遗影に手を合わせてきた。そして“この事故を决して风化させてはいけない”と心に强く留めてきたという。

ところで、警察庁の調べによると、自動車と歩行者が衝突した交通死亡事故の原因は、約7割が横断中の事故である。また、信号機のない横断歩道で一时停止しない自動車が、およそ6割(2022年:JAF調べ)にのぼるという憂慮すべき実態がある。澤田社長は、こうした今日の交通状況を踏まえ、数年前から「Respect the Law38」プロジェクトに参画。これは道路交通法第38条(横断歩道等における歩行者等の優先)の認知?遵守を推進するプロジェクトで、愛知県警をはじめ、多くの企業が協賛している活動なのだという。同社では「歩行者優先をします/歩行者優先を伝えます/歩行者優先を広めます」というプロジェクトの理念に基づき、社内研修などで「歩行者等の優先」の法規遵守をドライバーに徹底指導している。

また、これを一过性の活动に终わらせないため、その想いを込めたオフシャルソング「オレは、走る。」(社歌)を制作し、自社の驰辞耻罢耻产别チャンネルで动画を配信している。作词?作曲を手がけたのは、同社に勤务しながら音楽活动を続ける藤本僚氏。「メジャーデビューの梦がかなうまで、ウチで働かないか」と泽田社长が声をかけて採用した逸材なのだそうだ。ちなみに、泽田社长は、作词にも加わっており「途切れるクルマを待つ君に気がつき、止まるオレに、チョコンと头下げる君の笑颜~」という歌词は、まさに泽田社长の想いが込められている。泽田社长は、安全への取り组みについて次のように语られた。

「长年、危険物を取り扱ってきた当社は、意欲的に安全活动に取り组んできましたが、重大事故の発生を机に、あらためて安全は、すべての业务における最优先课题であり、同时に、この取り组みに终わりはないと実感しました。今后は、人々の暮らしや产业活动に必要な物流を确保するためにも、安全运転の模范となるような教育、指导を継続して実施していく方针です」

「Respect the Law 38」に参画しており、オフシャルソングの動画では「横断歩道での一时停止」をアピール。
同社のオフィシャルソング「オレは、走る。」は、マルエイ运输に勤务しながら音楽活动を続ける藤本僚氏が作词?作曲。同社の驰辞耻罢耻产别チャンネルに、その动画がアップされている。

ドライバーの心に届く子供たちの絵を车両に掲示

また同社では、交通事故をきっかけに活动が始まった「子供ミュージアムプロジェクト」にも参画しており、そのセレモニー会场に会社を提供したこともあるそうだ。现在、车両30台に加え、社内や社屋の扉などに子供たちの絵を掲示することで、ドライバーの安全意识の向上を図っていると泽田社长は话す。

「こどもミュージアムプロジェクト」に参画。车両ボディや社屋の一部に子供たちの絵を掲出し、ドライバーの安全意识を高扬。

「管理する侧の会社、管理される侧のドライバー、组织における立场上の関係は、ときに义务的で穷屈なものになりがちです。また、イライラしたり、焦ったり、疲れていたり、そうした心の隙间があるときに、谁の心にも必ずある优しい気持ちを呼び起こしてくれるのが子供たちの絵なんです」

さらに、社内を拝见すると、安全意识を高扬させるポスターが多数掲示されているほか、独自にバインダー式の「安全手帐」を手作りで制作し、全従业员に配布している。この手帐は、业务に必要な行动指针やドライバーの心得、各作业の手顺?方法を网罗。さらに、家族の名前や诞生日の记载、写真も挿入できるように作られており、いついかなるときもドライバーの安全意识が途切れることがないように工夫されている。

「安全手帐」を全従业员に配布(写真左上)/社内报「元気通信」を発行(写真左下)/安全を启蒙するポスター(写真右上)これらすべてを自社で制作。

地域社会から信頼される健全な公司をめざして

同社の主力车両である大型タンクローリーは、近年いすゞ车が増えているとのこと。営业部?保安部常务执行役员の桑原章氏に车両の导入状况についてお话を伺うことができた。

営業部?保安部 常務執行役員 桑原 章 氏

「いすゞ车の充実した安全装备や、すぐれた省燃费性能を高く评価しています。また、乗り心地の良さや操作性の高さがドライバーに好评な点も、いすゞ车を选ぶ理由のひとつですね」

同社のドライバーは、危険物を取り扱うため、希望に応じて资格取得支援も行っており、様々な资格を有する“多能化”が进んでいる。また、连続4日间以上の连休と休暇取得手当てを支给する?ドリーム有给休暇?の推奨、亲孝行月间(4月)の孝行手当ての支给などユニークな福利厚生制度なども実施。働きがいがあり、働きやすい职场づくりを推进しており、ドライバーの离职率も低いと泽田社长は语られた。

代表取締役社長 澤田 正二 氏

「私は、従業員の皆さんに仕事以外の時間も大切にしてもらいたいと考えています。そのため、早くから労働時間をしっかり管理。冬季?夏季の労働時間に差はありますが、年間通して法定労働時間を超えて勤務することがないように体制を整え、すでに『2024年問題』もクリアできています。今後は、変化に対応できる人材を育成すると共に、地域社会から信頼される健全な公司をめざして事業に邁進してまいります」

働きやすい环境づくり
屋上の多目的スペースや女性専用トイレは、泽田社长が考案して设置。

すでに、新分野の输送にも进出しており、その成果も出始めているという同社。安全と安心を最优先とする泽田社长は、次世代に向けて同社の事业を再构筑していくことだろう。

※掲载内容は2023年2月1日取材时点のものとなります

资料?カタログダウンロード

最新记事

#事例绍介に関連する記事